車内の嘔吐汚れは、見た目以上に深刻な汚れとニオイを残します。表面を拭き取っただけでは、シート内部やクッション材に汚れが浸透し、時間が経つほど強い悪臭や不快感の原因になります。
車内の嘔吐汚れで、最も困るのがニオイの問題です。表面上の処理だけではニオイは取れません。適切に消臭する方法は、内部に浸透した液状の嘔吐物を取り除くことがポイントです。
汚れた箇所を拭き取り、濡れたタオルで拭き取った後に市販の消臭剤を大量に使用する。これが失敗例です。水分や消臭剤を使うと液状の嘔吐物をシート内部に浸透します。
車内で嘔吐が発生した場合、二次的な汚染や感染リスクを防ぐため、作業前には以下の点にご注意ください。
嘔吐物が付着したシートや床を無理に拭き取ると、内部に浸透したり汚れが広がり、周囲に付着してしまう可能性があります。特に洗剤での洗浄はお控えください。
全ての窓を数㎝、手が入らない程度に開け、車内の空気を入れ替えてください。
嘔吐処理に使用したペーパーや手袋などは、ビニール袋等に入れて密閉し、二次接触を避けてください。
汚れを完全に取り除く前に、消臭剤を使用すると、ニオイの原因物質をシート内部に押し込む結果になります。特にファブリックシートでは、内部のウレタンクッション層まで汚れやニオイ成分が浸透し、状態を悪化させる原因です。
表面を拭き取ると、パンチングの穴から内部に押し込むことになりますので、自己処理は状態を悪化させる結果になります。また、レザーシートにはアルコ-ル消毒は厳禁です。色落ちの原因です。
嘔吐物は液状成分が多く含まれています。濡らしたタオル等で拭き取ると、その水分がシート内部のクッション層まで浸透します。これが悪臭の原因です。
嘔吐汚れをご自身で洗浄することができるのは、取り外し可能なフロアマットの洗浄程度に限られます。その他の箇所の処置は現状を悪化させる場合があります。
時間が経過すると、ニオイの定着や衛生面の問題が生じやすくなります。無理な自己処理を行わず、状況をそのまま伝えてご相談いただくことが、結果的に安全で確実な対応につながります。
嘔吐の主な原因は、飲酒・体調不良・車酔いです。健康なお子様の嘔吐の場合には汚れとニオイを除去すれば問題はありません。
但し、健康状態が不明なご家族以外の方が嘔吐した場合は注意が必要です。
消臭剤の使用はNGです。 嘔吐物は固形の嘔吐物と水溶性の嘔吐物があり。表面上の嘔吐物を取り除いただけで消臭剤を使うと、水溶性の嘔吐物をシート内部に浸透させることになります。嘔吐処理のポイントは表面上の汚れより、浸透した汚れを取り除くことが重要です。
重曹や除菌剤の使用
ネットで検索すると、重曹や市販の除菌剤の使用を推奨するサイトがありますが、これにも効果はありません。基本的に除菌剤を使用する場合は「汚物を取り除いた」後に使用するものです。また、シートの生地に付着した重曹を取り除くのも困難になります。
エタノールの使用
本革シートやレザーシートにエタノールを使用すると「色落ち」します。特に高級車の本革シートは特に注意です。本革シートの表面は保護材でコーティングしていますが、経年劣化で保護効果は低下し、エタノールで色落ちしたお客様もいらっしゃいます。
友達の車で嘔吐した、友達に嘔吐された場合には個人賠償責任保険で嘔吐クリーニングができます。 個人賠償責任保険とは、自動車保険や火災保険等に付帯する保険です。日常生活で法律上の賠償責任を負った場合に保険金が支払われます。この保険は、同居親族の誰か一人が加入していれば、家族全員に適用されます。あなたやお子様が、他人の車に乗車中に嘔吐し損害を与えた場合には個人賠償責任保険で、車内クリーニングをすることができます。
本ページは、車内の嘔吐臭が取れない原因や注意点についての
情報解説ページです。
実際の嘔吐汚れ除菌洗浄サービスについては、
車内の嘔吐汚れ除菌洗浄(出張対応)
の専用ページをご確認ください。
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